瀬戸内を共有する7県(兵庫県,岡山県,広島県,山口県,徳島県,香川県,愛媛県)によって2013年4月に「瀬戸内ブランド推進連合」が設立され,”瀬戸内”が国内外の多くの人々に認知され,幾度となく訪れたい場所に選ばれる地域(ブランド)となるよう,瀬戸内ファインダー等のプロモーション,観光関連サービス・地域産品など,瀬戸内の周遊促進を図るための取組や民間事業者の瀬戸内観光ビジネスを喚起する取組を行ってきています。さらに,2015年6月には外国人観光客の誘致を狙うために国が指定した広域観光周遊7ルートの一つに「せとうち・海の道」が選定されました。
一方,国においては「地方創生の基本方針」や「日本再興戦略」(いずれも2015/6/30閣議決定)で観光地域づくりとマーケティングを行う官民一体の推進主体であるDMO*が施設の柱に位置付けられています。
瀬戸内のブランド化を加速させるため,さらには「観光地経営」の舵取り役としての役割を果たす日本版DMOの構築に向けて,
2016年4月から「一般社団法人 せとうち観光推進機構」へ発展改組されました。
*【DMO】~まち・ひと・しごと創生総合戦略~
Destination Management/Marketing Organizatonの略。戦略策定,各種調査,マーケティング,商品造成,プロモーション等を 一体的に実施 する,主に米国・欧州で見られる組織体。
[瀬戸内ブランド商品]
瀬戸内エリア特有の「自然(島や内海)」,「食」,「歴史」といった資産をもとに,創意工夫によって開発され,瀬戸内ブランドのアイデンティテイを体現するような商品やサービスなどを,せとうち観光推進機構の登録基準に基づいて登録したものです。「瀬戸内」のブランド価値を向上させ,広く国内外に認知が広まることを目指している。